無題 135578


47の熱きバトラー達(仮)

1:kiku :

2017/08/20 (Sun) 19:16:48

はじめに

このお話は荒廃した国の中で覇権を賭け立ち上がった女たちの戦いのお話です。
時は20XX年の大和国内各地で起きた一つの潮流で、社会はAIやロボット技術が発展し、その結果大半の仕事を担う事となり、同時にそれまで様々な仕事において中心を担っていた男達にとっては一気に仕事を失う事となっていったのです。そのため不満・不安は地方政庁に向けられる事となり、それはやがて暴動へと発展していったのです。その為中央政府・地方政庁はあらゆる手段を講じて制圧しようとしたのですが、一向に収まる気配は無く。さらには組織化さえも進んでいったのです。そのため中央政府は各地に存在していた女性を中心とした一団に全てを委ねる決断をしたのです。ただそれには地方政庁は、当初は難色を示していたのですが、中央政府に押し切られる形で実行されたのです。するとその女性達の力は強力で。ものの一週間で全ての暴動は鎮圧されたのです。すると中央政府・地方政庁は二度と暴動を起こさせないために圧政を敷くのですが、今度はその事への不満が蔓延していったのです。
するとそんな社会を何とかすべく暴動を鎮圧した女性達の一団が立ち上がったのです。その中心となる女性達とは全国各地に存在している組織の47人の絶世の美少女達だったのでした。

尚登場人物および物語りは全て架空のものです。

 序章
 社会はAI技術が予想を遙かに超えるスピードで進み、それはやがて、それまで人間が行っていた仕事をも浸食し始めてきていたのです。
これは北海道札幌の運送会社「札旭サービス」社員50名程の会社で起きた出来事です。 
この会社でトレーラードライバーとして勤務していた鈴川という男性がいました。この鈴川は勤続30年のベテランで勤務成績も優秀で、その上顧客からも大変信頼されており、社長からも大きな信頼を得ていたのです。
 この日も普段通り8時に出社すると駐車場に置かれていたはずの40台程のトレーラーが数台を残し消えていたのです。そのため鈴川は「あっそうか、そう言えばリース切れによる車検のためだよな」、そう勝手に自己納得して事務所に入ると、すでに同僚が何人か居て、全員が不安そうな表情を浮かべて居たので鈴川は「どうした、トレーラーは車検でいないんだよな」、というと一人が「それは違うぞ、車検が一斉にあるなんて話は聞いたことないし、それに奥の駐車場に見慣れないトレーラーが沢山止まって居るぞ」と話したのです。
 それで鈴川達は急ぎ見に行くと、そこにはまさに今駐車しようとしているトレーラーがあったので近づいてみると、運転席には人影は全くなく無人で運転されていたのです。
 そして朝礼の時間となり、事務所へ戻ると何故か重苦しい空気になっていることに気づいたのです。そして社長が冒頭で重要な話がある事が伝えられ、また社長の隣には10人ほどの女性が立っていたのです。でもその女性達は事務員にも、ましてドライバーにも全く感じられなかったのでした。そして。
 「みなさんおはようございます。急で申し訳ないのですが、みなさんには今日は内勤で一日身辺整理を行っていただきたいのです。そしてそのまま退社を勧告とさせてください。今までの皆さんの会社への思いは十分理解はしているつもりだし、何より尽くしてくれたことには社長としてとても感謝しています。ただ昨今の業界を取り巻く事情はお判りかと思いますが、我が社も決して例外ではないのです。なので馬謖を斬る思いではあるけど、何より会社を存続させるために決断をさせていただきました。それでこれからどうするのかという疑問があるかと思うけど。ここにいる女性の方々が皆さんの替わりとなります。ただもう気づいていると思うけど、新しいトレーラーは全て自動運転となり、この女性達が毎日データを入れて、それに基づき運行することになります。代表として坂口さんお願いできますか。」と社長が言うと小柄のしかし芯の強そうな女性が前に出ると。
「初めまして。でももう会うことは無いかな。これからは私たちがあなた方の替わりをするので、安心して辞めてください」と言い放つように言ったのです。
 すると何人もの社員から不満や危惧する声が上がったのですが、実際の業界でも自動運転のトラック等を導入する会社が増えていることも事実で、一つの社会の潮流なのかもしれないと、嘆きながらも諦めざる得ないという空気に変わっていったのです。
 そうしてこのことは全国各地の様々の業種の会社でも当たり前のように起きており、気がつくと何と5千万人以上の男達が失業することとなり、結果そのような社会に不満を持った男達は各地で暴動を起こすに至り、中央政府・地方政庁はそれらをあらゆる手段を使い制圧を試みるのですが、その全てが悉く失敗すると。中央政府はこれも各地に存在している女性を中心とした一団に依頼をする提案をしたのです。しかし地方政庁は彼女たちを警戒して、中央政府の話に難色を示していたのですが、刀折れ矢尽きてしまったため渋々依頼することを了承したのです。こうして混沌とした社会は新たな展開へと進んで行くのでした。

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